では講座の内容をご説明します。
まずこの講座の受講資格についてです。
リーディング対策講座にお申込みいただけるのは以下の資格を満たしている方とさせて頂きます。
受講資格
1.日本語で英語の文法についてコミュニケーションが取れる方
構文解釈の説明や課題の解説などは、日本語の文法用語を使って行いますので、最低限の文法用語(主語、補語、目的語、節、句、能動態、受動態、可算名詞、不可算名詞、自動詞、他動詞など)が分かっている必要があります。
2.過去1年以内にIELTS受験歴がある、またはお申込み後1カ月以内に受験予定がある方
課題に真剣に取り組んで頂くために、IELTSリーディングの難易度をある程度実感していて、IELTS受験の意思が強い方を対象とします。
(お申込み時点で、未受験でかつ1カ月以内に受験予定の方は、一旦ウエイトリストに入れさせて頂き、受験後に受講資格を満たしていれば受講開始とさせていただきます)
3.リーディングスコア5.0以上の方
英語の基礎スキルの水準が、講座で提供している水準に合っている方を対象とします。
上記の受講資格1~3を満たしていて、以下に当てはまる方はこの講座の受講をお勧めします。
受講をお勧めする方
- リーディング6.5-8.0を目指している方
6.5-8.0を獲得するためには、どういった水準のリーディングが必要になるかが理解できます。
- 色々試してきたけどどうしてもリーディングが伸びないとお悩みの方
正解を導くプロセスの中でどこに課題があるのかが把握出来ます。
- 日本の通常のカリキュラムで英語を学んできた方
日本の中学・高校で学んできた文法を分かりやすくルール化して、文法力をベースにした再現性あるリーディング解釈力を身につけます。
以下に当てはまる方は、この講座の内容をしっかり理解頂いて、指導方針が合っているかをご確認ください。
受講にあたって注意頂きたい方
- 英語を海外やインターナショナルスクールなどで学ばれてきた方
日本語の文法用語を使って説明を行いますので、英語を耳から覚えてきた方や日本語環境以外で英語文法を学んできた方にとっては、説明が理解しにくい可能性があります。
- 受講期間中、講座に優先的に時間を確保できない方
インプット作業や課題などに十分な時間が確保できない場合は、せっかく受講頂いても内容が消化できない可能性があります。
- 日本語でも長文読解が苦手な方
母国語でも読解が苦手な場合、仮に英文をすべて和訳して解説したとしても理解できない場合があります。この場合は、英文以前に読解力そのものを改善する必要がありますが、それはこの講座ではカバーできません。
次に講座の進め方についてです。
講座にお申込み頂くと、最初に「事前テスト」を受けて頂きます。
これは簡単な英文和訳のテストです。
この事前テストで現在の構文把握スキルを確認させて頂き、基本的な構文把握に課題がある場合はプレコースから、課題がない場合は本コースからスタートします。
「プレコース」はIELTSに入る前の基礎的な構文把握の指導になります。
「本コース」はIELTSリーディングに特化した内容をお伝えします。
また「本コース」はさらにテキストとスカイプレッスンで学ぶ「マスターコース」とテキストとメール添削で学ぶ「セルフスタディコース」があります。
では順にご説明します。
1.プレコース
概要
本コースの内容をより効率的に吸収するための基礎講座で、主に構文の学習をしていきます。
構文把握力が弱い場合、直接本コースを受講しても、スコアが上がるまで時間がかかる傾向があるため、最初に集中して構文読解力をつけていきます。
課題を提出頂きメールで添削を行います。理解できるまで何度もやり直していきます。
「主語と述語の見極め」「パラレル構文」「that節・it is構文の区分」「関係詞」「分詞構文」「同格」など英文読解に必要だけど間違えがちな基礎事項を英文和訳を通じて理解していきます。
対象者
対象者は事前テストでプレコース受講の必要があると判断された方です。
事前テストで文法力に大きな問題がないと判断された場合、あるいは本コースの中で吸収できると判断された場合は、プレコースの受講は免除となります。
なお、日本語でのコミュニケーションが取れない方や、現在の水準が講座受講に必要な水準に達していない方(概ねリーディングスコア4.5以下)、IELTS試験の受験や講座受講の意思が著しく感じられない場合(過去1年以内にIELTS受験歴がない方、あるいはない場合お申込み後1か月以内に受験できない方)は受講をお断りする場合もあります。
使用する教材
「IELTSリーディングのための構文講座」テキスト(この講座の特典でお渡しする文法テキストです)
受講するテーマに応じた補足資料、練習問題を配布
進め方
初めての受講の場合、プレコースに先立ちまして、スカイプにてカウンセリングを行います。
これは30分~60分程度で、ここまでの学習状況を伺い、今後の学習予定についてアドバイスを行う場になります。
ご質問やご相談などあれば自由にしていただけます。
その後にプレコース開始となります。
プレコースは最大6テーマ分の課題をメールで提出頂き、添削を行います。
6テーマは「主語と述語の見極め」「パラレル構文」「that節・it is構文の区分」「同格」「関係詞」「分詞構文」になります。
このうち何テーマ受講するかは事前テストの結果を受けて、講師が決定します。
ただし、例えば「名詞」「形容詞」という概念が全く分からない、「受動態」などの基本的な文法用語が分からない、などの状況であれば、言葉の意味から説明する必要があるため、別途追加で課題を行う場合がございます。
また課題は正解できるまで何度も回答・フィードバックを繰り返します。
そして1つのテーマの課題がすべて終了してから次のテーマの課題をお送りします。
受講期間は受講可能日から1か月以内で、その期間内であればご都合の良いタイミングでご提出いただけます。
早く終わればその分早く本コースの受講を開始できます。
(1か月を越えた場合は、本コース受講も含めキャンセルさせて頂きます)
2.本コース
本コースは1)マスターコースと2)セルフスタディコースに分かれます。
1)マスターコース
概要
IELTSリーディングに必要な知識・スキルをテキストとスカイプレッスンで学びます。
日本語によるスカイプマンツーマンレッスンです。
IELTSリーディングでスコアを向上させるために必要な知識を理解し、目標スコアを獲得できるリーディングスキルを養います。
対象者
事前テストの結果、プレコース受講を免除された方、またはプレコースを修了された方です。
セルフスタディコースをご希望の場合も、プレコースが必要と判断された場合は原則マスターコースで受講を頂きます。
受講日時はご希望と空き状況に応じて個別に調整します。
「勉強のペースが出来ていないのでペースメーカーが欲しい」
「一人でやっても正しいのかどうか分からないので指導が欲しい」
といった方向けのコースになります。
現在のリーディングスコアが5.0~6.5の方は、こちらのコースで、詳しい解説付きで学習を進めるのがお勧めです。
なお、日本語でのコミュニケーションが取れない方や、現在の水準が講座受講に必要な水準に達していない方(概ねリーディングスコア4.5以下)、IELTS試験の受験や講座受講の意思が著しく感じられない場合(過去1年以内にIELTS受験歴がない方、あるいはない場合お申込み後1か月以内に受験できない方)は受講をお断りする場合もあります。
使用する教材
1)オリジナル動画・テキスト(アカデミックモジュール4時間57分、ジェネラルトレーニングモジュール4時間58分)
アカデミックモジュール | ジェネラルトレーニングモジュール | |
1.リーディングで目標スコアを獲得するとはどういうことか? | 動画(2分4秒)+オリジナルテキスト ・リーディングの採点基準から見えるIELTSリーディングの戦略 |
動画(2分4秒)+オリジナルテキスト ・リーディングの採点基準から見えるIELTSリーディングの戦略 |
2.リーディングにおける7つの課題と解決の方向性 | 動画(9分13秒)+オリジナルテキスト ・リーディングが伸び悩む7つの原因 ・本番で時間が足らない最大の原因と対処法 |
動画(9分13秒)+オリジナルテキスト ・リーディングが伸び悩む7つの原因 ・本番で時間が足らない最大の原因と対処法 |
3.7つの対策 | 動画(4時間35分13秒)+オリジナルテキスト ・単語力を増やす方法 ・返り読みせず一度で理解できる構文を増やす方法 ・パラグラフ構造の掴み方 ・設問の取り組み順序 ・本文からの情報の探し方 ・True/False/Not Given問題のアプローチ法 ・空欄補充問題のアプローチ法 ・選択肢問題のアプローチ法 ・リストマッチング問題のアプローチ法 ・パラグラフタイトル問題のアプローチ法 ・本番で決めておくべき戦略 |
動画(4時間36分6秒)+オリジナルテキスト ・単語力を増やす方法 ・返り読みせず一度で理解できる構文を増やす方法 ・パラグラフ構造の掴み方 ・設問の取り組み順序 ・本文からの情報の探し方 ・True/False/Not Given問題のアプローチ法 ・空欄補充問題のアプローチ法 ・選択肢問題のアプローチ法 ・リストマッチング問題のアプローチ法 ・パラグラフタイトル問題のアプローチ法 ・本番で決めておくべき戦略 |
4.リーディングのトレーニング方法 | 動画(9分16秒)+オリジナルテキスト ・目的別のトレーニング ・公式問題集の使い方 |
動画1本(8分29秒)+オリジナルテキスト ・目的別のトレーニング ・公式問題集の使い方 |
2)テーマ別練習問題
レッスンの前に個別にお送りします。
スカイプレッスンではこちらの練習問題の解説がメインになります。
進め方
1回90分(最終回のみ120分)で合計6回スカイプレッスンを行います。
テーマごとに理論的に学んだ内容を、問題演習で実践し、体に染み込ませていきます。
レッスン前には「テキスト・動画視聴」「単語暗記」「練習問題の予習」の課題があります。
レッスンの中では「単語テスト」「練習問題の解説」「質疑応答」を行います。
レッスン後には「レッスン内で終了しなかった練習問題」が宿題となります。
レッスンの時間は、質疑応答が長引く場合などは、状況に応じて延長します。
ご質問がある場合は、時間が来たから終わり、とはしませんので納得するまで質問をすることが出来ます。
逆にレッスン後に予定がある場合などは、指定された時間内でレッスンを終えて、伝えきれなかった内容はメール等で補足致します。
スカイプの実施時間は平日・週末とも4つの時間帯があります。
早朝枠(日本時間午前5時)
午前枠(日本時間午前10時(カナダサマータイム期間は午前9時))
夜間枠(日本時間午後21時)
深夜枠(日本時間午後24時)
受講期間は受講可能日から3か月以内で、ご都合の良い曜日、時間を組み合わせてスケジューリング頂けます。(3か月以上になった場合は、メールでの添削に変更致します)
アカデミックモジュール | ジェネラルトレーニングモジュール | |
第1回(90分) | ・True/False/Not Given問題の実践 | ・広告選択、パラグラフ選択問題の実践 |
第2回(90分) | ・空欄補充問題の実践 | ・True/False/Not Given問題の実践 |
第3回(90分) | ・パラグラフタイトル問題の実践 | ・空欄補充問題の実践 |
第4回(90分) | ・選択肢問題の実践 | ・パラグラフタイトル問題の実践 |
第5回(90分) | ・リストマッチング問題の実践 | ・選択肢、リストマッチング問題の実践 |
第6回(120分) | ・タイムマネジメント実践 ・IELTS本番に向けたアプローチ |
・タイムマネジメント実践 ・IELTS本番に向けたアプローチ |
※受講生の理解度やご希望によっては、レッスンを追加して時間をかけて細かく解説をしていく場合もあります。
2)セルフスタディコース
概要
IELTSリーディングに必要な知識・スキルを動画・テキストとメール添削で学びます。
スカイプレッスンは行わず動画・テキストとメールによる添削だけで学ぶコースです。
IELTSリーディングでスコアを向上させるために必要な知識を理解し、目標スコアを獲得できるリーディングスキルを養います。
対象者
対象者は、事前テストの結果、プレコース受講を免除された方で、セルフスタディコースの受講を希望された方です。
こちらは動画とテキストで「理論」を学んだ後に課題に取り組んでいただきメールで提出いただきます。
質問がある場合もメールでやり取りを致します。
「定期的にスカイプレッスンを受講する時間が取れない」
「時間が限られるので、とにかく早く短期間で終わらせたい」
といった方向けのコースになります。
密度は「マスターコース」の方が高いですが、マイペースで進められる良さはあります。
スカイプと異なり、その場で即座には質問がしにくいこと、自分でペースを守って課題を提出して頂く必要があることから、ある程度基礎力のあり、かつテキスト・動画から能動的に学習できる読解力と実行力がある方向けのコースになります。
事前テストでプレコース受講が必要となった方、またはセルフスタディコースが合っていないと判断された方は受講できません。(概ね、リーディング7.0以上のスコアをお持ちの方が対象とお考えください)
またセルフスタディコースの場合、テキストや動画から内容を読み取るのが苦手な方は、スカイプレッスンを通じて対面で学んだ方が理解が進みます。
そのため、第1回目の課題提出以降でも、テキストや動画の内容があまり伝わっていない、あるいは添削フィードバックの内容が全く復習されていないと判断した場合は、マスターコースへ切り替えを頂く場合があります。
使用する教材
オリジナル動画・テキスト(アカデミックモジュール4時間57分、ジェネラルトレーニングモジュール4時間58分)
アカデミックモジュール | ジェネラルトレーニングモジュール | |
1.リーディングで目標スコアを獲得するとはどういうことか? | 動画(2分4秒)+オリジナルテキスト ・リーディングの採点基準から見えるIELTSリーディングの戦略 |
動画(2分4秒)+オリジナルテキスト ・リーディングの採点基準から見えるIELTSリーディングの戦略 |
2.リーディングにおける7つの課題と解決の方向性 | 動画(9分13秒)+オリジナルテキスト ・リーディングが伸び悩む7つの原因 ・本番で時間が足らない最大の原因と対処法 |
動画(9分13秒)+オリジナルテキスト ・リーディングが伸び悩む7つの原因 ・本番で時間が足らない最大の原因と対処法 |
3.7つの対策 | 動画(4時間35分13秒)+オリジナルテキスト ・単語力を増やす方法 ・返り読みせず一度で理解できる構文を増やす方法 ・パラグラフ構造の掴み方 ・設問の取り組み順序 ・本文からの情報の探し方 ・True/False/Not Given問題のアプローチ法 ・空欄補充問題のアプローチ法 ・選択肢問題のアプローチ法 ・リストマッチング問題のアプローチ法 ・パラグラフタイトル問題のアプローチ法 ・本番で決めておくべき戦略 |
動画(4時間36分6秒)+オリジナルテキスト ・単語力を増やす方法 ・返り読みせず一度で理解できる構文を増やす方法 ・パラグラフ構造の掴み方 ・設問の取り組み順序 ・本文からの情報の探し方 ・True/False/Not Given問題のアプローチ法 ・空欄補充問題のアプローチ法 ・選択肢問題のアプローチ法 ・リストマッチング問題のアプローチ法 ・パラグラフタイトル問題のアプローチ法 ・本番で決めておくべき戦略 |
4.リーディングのトレーニング方法 | 動画(9分16秒)+オリジナルテキスト ・目的別のトレーニング ・公式問題集の使い方 |
動画1本(8分29秒)+オリジナルテキスト ・目的別のトレーニング ・公式問題集の使い方 |
進め方
動画・テキストを使って独学で学び、課題を提出します。
提出された課題に対してはフィードバックを送りますので、それに沿って再回答いただきます。
最終的にすべての課題が正解になるまで再回答・フィードバックを繰り返します。
このように通信教育方式になるとどうしても最後まで修了できない人も多くなってきます。
このため、セルフスタディコースでの課題提出は、あらかじめ提出予定日を決めて頂き、それに沿った形で課題提出を頂きます。
また、受講開始後3か月以内ですべて終了するというルールを設けており、それ以降の課題ご提出は受け付けませんのでご了承下さい。
アカデミックモジュール | ジェネラルトレーニングモジュール | |
第1回課題 | ・True/False/Not Given問題 | ・広告選択、パラグラフ選択問題 |
第2回課題 | ・空欄補充問題 | ・True/False/Not Given問題 |
第3回課題 | ・パラグラフタイトル問題 | ・空欄補充問題 |
第4回課題 | ・選択肢問題 | ・パラグラフタイトル問題 |
第5回課題 | ・リストマッチング問題 | ・選択肢問題、リストマッチング問題 |